2019年度活動報告 飯島剛哉

 

こんにちは飯島剛哉です

2019年の主な活動として
「読んでない読んでおきたい読書会」と「作家がみた別府」を主催しています

読書会ではタイトル通りなんとなく知ってるけど読んだことない、でも一人で
読むには億劫だなと思う本を選び、その感想や要約を参加者と話し合います
読書会というと堅苦しく感じますが、気軽に参加できる集まりです

時代を超えて読まれてきた思想や考え方に数百円からの安価で触れることが
できるお得さは読書だけではないでしょうか
本を読むということは目から入る情報を思考します
同じ文字を読むのでもネットで読み流してしまうのとは全く異なる物です

日々湧いてくる疑問、今の世の中ってなんなのかそんな世の中で自分はどこに
立っているのか本を知らないと楽しめないのではなくて知っていくのは過程も
含めとても楽しいということを体感し、知っていたことと知らなかったことが
繋がった時にそれを人と共有きた時のうれしさは格別です
こんな時代をサバイブするのに生きるための道具としての知識も持っていたいな
と思っています
また特別回では牧師さんをお招きして聖書の概論をレクチャーしていただきました
参加者の方にも好評で和やかで充実した回となりました
今後も折に触れ講師の方をお招きしたいと思っています

月に一度、清島近くのジョイフルで行っていますので興味のある方は気軽に参加
してください

 

 

「作家がみた別府」は二ヶ月に一度、西松秀祐さんと二人で主催しています
従来の「作家を招き制作してもらいそれを鑑賞する」というのではなく
「作家を招きその過程で作家の内面に起こる変化を参加者が観察する」というコンセプトで行っています
約二年間を通し十名の作家を別府に招くプロジェクトです
遠方に住む作家に気軽に声をかけたいということもあって「友の会」を作りました
会員の皆さんに運営費としてイベント毎に千円の会費をいただいて用途、収支報告をメールにてお送りしています

別府という街は多様性を受け入れることが根付いている懐の深い街だなと住んでみて思いました
昔からの保養地、観光地という土壌がありそこに住む人の暖かさがある
空襲にあっていない昔ながらの狭い路地を歩く時に聴こえる雑多な中にもやさしい日常…
夕食を作る匂いや音、テレビの笑い声
そんなとき別府に住んで良かったなと改めて思います
生活の中に豊かな温泉があり、掛け流しのあたたかさの流れる街に好きな作家に来てもらいそこに住む人と人が繋がるのはとても貴重な体験でした

この二つのプロジェクトの共通点は知ることを目的とした人と人とのつながりです
昨年度末よりコロナ禍が始まりウイルスに感染せずとも思考に不安や恐怖が感染しているように感じています
冒された思考でする言動で人を傷つけることがあるかもしれない
世の中を嘆きたいのもやまやまですが、不安や恐怖を和らげ日々を穏やかに過ごすためにも読書や自分と異なる価値観の人と繋がり、理解を深め、まずは自分がよき人として努めることが大切で、そのためには今後とも知ることを目的とした繋がりを、かたちにしていきたいなと思っています

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